ICソケットを選ぶときの注意点

ICの抜き差しを容易にしてくれるICソケット、ICを購入するときに合わせてICソケットを買っておけば直接ICの半田付けをせずに済むので、半田ゴテによる熱破壊対策や繰り返し取り外しでのプリントパーターンの剥離対策にも有効です。通販サイトの中には、様々なコンタクト材質やハウジング材料のICソケットを販売しているところもあるのですが、これに加えて端子形状やピン数、ピッチなど細かな条件を付けて検索できる通販サイトもあるので、初めて購入する人はどのようなものを選べば良いのか悩んでしまうケースは多いといえます。コンタクト材質やハウジング材料の種類は、これでなければならないなどの決まりはなくコストを考えて選択するのがおすすめです。一般的にコンタクト材質には、ベリリウム銅やリン青銅、金/スズや金メッキ、銅合金などの種類がありますが頻繁に見かけることが多いのは金メッキ材質です。

ハウジング材料は、ICソケットの外観に利用されている材料の種類で、PBT(UL94V-0)やPEI・PPS、PESやPPS(UL94V-0)、ナイロン66(UL94V-0)などがあり、価格が安いものを選択しておけば良いのではないでしょうか。端子形状やピッチ、ピン数などはICの仕様書を見て同じものを選ぶことが大切です。これを間違えると、挿入したいICに合わないなどのトラブルが起きることがありますので材質よりもこれらの情報を正確に確認しておきましょう。

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