ICソケットの信頼性について

ICソケットは、半田付けをせずにICを電子回路内に設置ができるメリットがあります。オペアンプは、電子回路の多くに採用されることがあるICの一種ですが、同じ機能を持つもの(例えば、4558などの品番のオペアンプ)は、いろいろメーカーが製品化を行っていてメーカーが異なると対象となる電子回路に適しているのか否かが変わるといっても過言ではありません。そのため、試作中の電子回路に最適なオペアンプを選定したいときなどICソケットを使えば簡単に交換しながら特性などの比較ができるわけです。ちなみに、オペアンプはオペレーショナル・アンプリファイアの略語で、非反転入力(+)および反転入力(-)2つの入力端子と出力端子1つを持つ増幅器の電子回路モジュールの総称です。

日本語では演算増幅器などといわれていますが、微弱な電気信号を増幅する回路に利用されます。交換するためには、半田を取り除かなければならない、何度も半田を取り除くことや半田付けをする作業を繰り返している間に、プリントパターンは面積そのものが小さいので剥がれることもあるわけです。ICソケットは、このようなリスクもなく最適なICを選定するときにも役立ちますし、自作PCなどのようなマザーボードに装着しているCPUを交換するときにも役立つ存在になってくれます。なお、ICソケットには3つの種類がありますが、交換頻度がそれほど高くないのであれば信頼性は高く安心して使うことができます。

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