丸ピン式のICソケットの使い方

ICソケットの一つに、丸ピン式と呼ぶものがあります。これは4つの内部コンタクトでICの足でもあるリードを接触せるタイプで、2枚の板バネで両側から挟む板バネ式のICソケットと比べると接点不良が起こりにくくIC以外にもテストピンなどで使うこともできます。デジタルテスタやオシロスコープなどの電子計測器を使い、電子回路内の電流や波形を観測するケースは多いわけですが、テストランドを一か所にまとめるなどでメンテナンス性の向上などに役立てることができます。テストランドは一般的には、アートワーク上にランドを設けてそこにデジタルテスタのリードやオシロスコープのプローブの先端を接触させて測定を行うことになりますが、多数のランドを設けるとなるとパターン変更の際にランドの設置を忘れてしまうことも少なくありません。

アートワークを変更すると、部品のレイアウトなどが変わることからも極力変更を避けたいものではありますが、電子機器を開発する上でのパターン変更はつきものでもあり、避けることはできません。このようなときにも、ICソケットを使いテストランドとなるものを1つにまとめれば、パターンを変えるときにランドを作り忘れるリスクが減りますし、ICソケットには部品のリード線を差し込むことも可能になるのでオシロスコープのプローブの先端に付いている鍵手で接続することもできる、ワニ口クリップなどで挟んでデジタルテスタで電圧などを計測するときにも便利です。

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