CPUの抜き差しはICソケットで便利に

DIPタイプのICを半田付けするとき、ICソケットを最初に半田付けしておけば後はそのソケットにICを挿入するだ毛で済みますし、交換するときもICそのものは半田付けされているわけではなく、ICソケットに挿入しているだけなので専用の工具や治具を使えば簡単に取り外して別のものに交換したいときなど手間がかからない、大幅な作業効率改善にも役立てることができます。基本的には、18ピンのDIPタイプのICであれば、そのICピン数に合うICソケットを購入してプリント基板に半田付けすればすぐに利用することができますが、ピン間隔や両側の足の間隔は8ピンのDIPタイプと同じなどからも、18ピンのソケットを使えば8ピンのICを2個同時に取り付けることも可能です。最近は、パソコンの部品を購入して自作されている人も多いのではないでしょうか。ハードディスクやメモリー、ビデオカードなどのようなインターフェース類、電源やCDドライブなどを接続するためのマザーボードにはCPUが半田付けされていない、CPUはマザーボードとは別売りになっているケースも少なくありません。

CPUはピン数がとても多いICの一種でもあり、自作するからといって200ピンなどのようなCPUを半田付けするのは難易度が高めです。そのため、マザーボードにはICソケットが事前に半田付けされていて購入したCPUをそこに挿入して利用できるようになっています。また、このようなICソケットは着脱を容易にするレバーが付いているのも特徴の一つです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする