ICソケットのコンタクトは金メッキがおすすめ

ICソケットがあれば、その都度ICの半田を取り外して交換せずに済みますし、別の電子回路で同じICを使ってテストをしてみたいときなど、ICソケットを使っているのであれば簡単に使い回しができるなどのメリットもあります。電子工作の初心者にもおすすめのアクセサリー電子部品ですが、通販サイトにアクセスすると色々な種類があってどのようなものを選ぶべきかわからない人も多いのではないでしょうか。ICソケットに挿入したいICの仕様書をダウンロード、ここに記載してあるパッケージ形状やピン数、そしてピッチを調べて同じものを選びます。DIPやSOPなど色々な形状がありますので、同じ形状のものを選ぶことや仕様書に明記されているピッチと同じものを選ぶことが大切です。

仮に、ピッチが異なるものを購入するとプリント基板に装着できませんしICを挿入することもできないので注意が必要です。次にコンタクトの材質ですが、これはICソケットの端子にどのような材料が利用されているのかを考えることです。一般的には金メッキ処理が施されているものを選んでおくのがおすすめで、金メッキは酸化がしにくく経年劣化対策にも有効です。他にもスズメッキなどがありますが、経年劣化で酸化膜が生じて接点不良が起きることもあるため長く使いたい工作品などでは除外しておいた方が安心です。

また、丸ピン式のICソケットは保持力が高めでICの抜き差しをしてもコンタクト部分の劣化を予防できます。

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